話が纏まれば、両家揃っての宴会だ。
水野とおばさんの手料理がテーブルへと並べられ、畳にはビールや日本酒の瓶が散乱。
親同士は酒が入る打ち解け、飲んで食べての大騒ぎ。
俺がそれに交じることなない。
結婚を認めたとは言っても大事な娘を奪った俺に厳しいおじさん。
親父とお袋なんて言わずもがな。
水野に何かあった時に運転できないと困るからと酒を断わり、四人のどんちゃん騒ぎを水野と苦笑いで見ていた。
ただ、結婚を認めてもらえて俺の気分も酒が入っていなくてもかなり上々であるが。
たばこも水野と付き合い始めた時にきっぱりやめた。
元から極々たまに口寂びしい時に吸っていた程度で、水野は俺が吸っていたことなんて知らないと思う。
とにかく、水野と付き合い始め、たばこを吸いたくなることなんて必然的になくなった。
水野の妊娠がわかってからは、お酒もやめた。
酒が飲めないのは辛いかと思いきや、水野と一緒にご飯を食べていると満たされて、これまた問題なかった。

