おじいさんは宣言どおり、両親に線香をあげた。

線香をあげ終わるとリビングに移動し、私と向かい合わせになるようにソファに座った。

「飲み物はコーヒー、紅茶、緑茶がありますが何にしますか」と私は尋ねた。

おじいさんは少し考え「緑茶」と言った。

私はすぐにキッチンに移動し、おじいさんの分と自分用に緑茶を淹れた。

「お待たせしました」といい、私はおじいさんの目の前に茶のみを置き、自分用も机の上に置き、向かい合わせに座った。