お兄ちゃんが出来てからしばらくして、私は小学生になった。



学校に行くのはいつも、集団登校で学年の違う人達と8人くらいで登校していて、下校時は幼なじみの橘祐と2人で一緒に帰っていた。


祐は家が隣でずっと一緒に育ってきた、大切な幼なじみ。


学校から帰ってもいつも遊んでいた。


親同士も仲が良く、朔お兄ちゃんと3人で遊んだりもしていた。


私はそんな毎日がとても楽しくてこんなに楽しい日が、いつまでも続いてくれたらと私は願っていた。