「嬉しいです、ありがとう!!」

ねえ、羽山君。
私………あなたに好きだって言われて自分の気持ちが溢れそうだった。
だけどあのときは言えなかった。
創ちゃんと付き合っているから。
だから………あのとき返事ができなかった。
ごめんね………、羽山君。
本当はあのとき伝えたかった。
〝君のことが好きだって〟
私たちはお互い、顔を見た。
そして夜空の下でキスをした。
永遠の愛を誓って。
あなたに恋をしたことに祝福を込めて。

「羽山君!!」

「わっ!!」

私たちは笑いあった。
やっぱり………嬉しいね、両思いは。