「もう、そんな泣きそうな顔しないでよ麗花ちゃーん!」
「す、すみませんっ」
唯斗さんにそう言われて、慌てて目を擦ると、
「やっほー!女神様は…って…」
急に里奈さんがいらっしました。
「は?!ちょっとなんで女神様泣いてんの?!誰だよ泣かせたやつ?!」
そう言って私に駆け寄ってくださる里奈さん。
「女神様大丈夫ですか?!私が女神様を泣かせた輩を今すぐ社会的に抹殺いたします!」
しゃ、社会的に抹殺?!
里奈さんはどうやら私が誰かに泣かされたと勘違いをなさっているようで。
とても必死になってくださる姿が可愛らしくて。
「ふふっ大丈夫です、ご心配ありがとうございます。」
そう言って涙を拭いながら微笑むと、
「さ、さささ左様でございますか!」
顔を真っ赤にしながらそうおっしゃる里奈さん。

