「あ、麗花ちゃんと蓮おはようー!二人でなにしてんのー?」
「おー、いい匂いすんなー。」
蓮さんが手伝ってくださったので、みなさんが起きてこられる頃には朝食ができていました。
「みなさんおはようございます。私と蓮さんで朝食を作ってみたので、よかったら召し上がってください。」
「え、蓮が料理?!珍しいこともあるんだなー。」
そうおっしゃる唯斗さん。
「蓮さんとてもお料理お上手でしたよ。とても助かりましたわ。ありがとうございます。」
「っす。」
少し頬を赤らめてそう答えてくださる蓮さん。
ふふ、蓮さんもお可愛らしいですわ。
「麗花、こっちに座れ。」
そしてどこに座ろうか考えていると、恭也さんがお隣を開けてくださいました。
「ありがとうございます、恭也さん。」
そう微笑むと、薄く微笑んでくださる恭也さん。
「え、なになにお二人さん急に仲良くなっちゃってー!朝からイチャつかないでくださーい!」
い、イチャついてなどいませんが…。
「うるせーぞ唯斗。朝食くらい静かに食べろや。」
そう龍斗さんに言われて、しょんぼりしてしまう唯斗さん。
「そういえば昨日里奈に服持ってくるように頼んだぞ。今日の昼ごろ来るらしいぞ。」
え?

