そう言って早速床に寝ようとすると、恭也さんに止められました。
「何故お前が床で寝る。」
「ここはベッドが一つしかないので…。」
「じゃあ同じベッドで寝ればいいだろう。」
え?!
「で、でもそれでは恭也さんにご迷惑をおかけしてしまうので…。」
「俺がいいって言ってるからいいんだ。」
そう仰って、恭也さんに腕を引かれて一緒にベッドの中へと入る。
あ、あたたかいですわ…。
それにしても、今日は本当に怖かったですわ。
恭也さんが来てくださらなかったら、どうなっていたことでしょう…。
「まだ、怖いか?」
私が少し震えていたのを気づいてくださったのか、不安そうな顔でそう尋ねてくださる恭也さん。
「確かに襲われた時はすごく怖かったですけど、恭也さんが助けてくださったので…。
それに、今も恭也さんや青龍の皆様が一緒にいてくださるので、怖くないです。」

