腹黒幼馴染みの溺愛が止まらない。


〜「芽衣より大切なものなんて無い」〜
              side*司

急に、倒れるからびっくりした。

ザワつく教室。

なんとか芽衣を受け止める事は出来たけど芽衣は…………意識を失っている。

早く保健室につれていかなきゃという気持ちで教師に、

「花園さんを保健室に連れて行って来ます。」

と言って教室を急いで出ようとしたら教師に、

「ちょっと、三浦くん。君は優等生だからね、先生が花園さんをつれていくよ。」

チッ……絶対このジジイ教師、芽衣と二人になりたいだけだろ…仕方ない、後でこのジジイも抹殺してやろう。

そう思って口を開いた。

「いや、大丈夫です先生。逆に生徒1人いなくなるより、教師がいなくなるほうが迷惑だと思いますよ。それに、女子高生と男性教師が二人でいること自体、何が起こっても責任は取れませんし、それに、…」
「分かった…もう良い。花園さんは頼んだよ」