私たちは仕方なく東城さんの車に乗って新居(?)に行った。東城さんも「私はここで」とか言って帰っちゃったし。新居は無駄にデカいマンションだった。部屋も広そうだしまあいっか。

「ねえ、寝室ってどこ?」

「多分あそこの部屋。あとさ麗華俺のこと奏多って呼んでよ。」

「え。」

「いいから!」

「か、奏多。」