あのあと、ご飯を食べた後も、お姉ちゃんとお母さんに質問責めにされて、逃げるようにお風呂に入って、やっと部屋に戻って一息つけたのが2時間後。


ベットにごろんと寝っ転がって、徐にスマホに手を伸ばすと、新着メッセージ2件の文字が目に入る。


あずちゃんと空くんかな〜。
それとも、唯斗くん?

3人と連絡を取るのなんて日常なので特に気にも留めずにメッセージアプリをそのまま起動させる。



「えっ…??」



そこに映った文字が信じられなくて思わず声を出してしまった。


一つは予想どうり空くんからで、『明日朝練ないから4人で学校行こうぜ!』といううれしいお誘いで、


もう一つは、




『わざわざありがとうございます。一応登録しておきました』

という、橘くんからの返信だった。