翌日の朝、



「白糸先輩いますか?」




私の夢が一つ叶ってしまった。


今日呼び出されたのは、空くんではなくて私。



昨日は空くんに嫉妬していたけど、いざ自分が呼び出されるとなると、少しだけ緊張してきちゃう…。




「…っおはよう!橘くんっ!」




橘くんをみるだけで、笑顔になってしまうのはもはや条件反射だ。


橘くんをみると走り出してしまうのだってきっとそう。



橘くんはかっこよくてモテモテだけどね、その橘くんを好きな人の中でも誰にだって負けないくらい橘くんを好きな自信があるんだよ。