そばにはいれないから。





「っっ、ううううっ。」

熱のせいか、自分の感情が分からなくて、涙が止まらなくて


「はあ?どうしたどうしたっ?」

焦る誠也。



「っっ、きらいになって、ほしいのにっ、、、」


こんなに号泣したのっていつ以来だろう。



「だいっ、ひっ、すきっ、なのに、、、なんでっひくっ、」


ずっとそばにいたいのに

いて欲しいのに


もうどうしたらいいかわからない。



「、、、っ、ごめんねっ、、、。」


熱と試合の疲れと号泣で疲れて、あたしの記憶は途切れた。