闇に堕ちた世界

竜「学園の内部組織についてだが……」
寿「必要ない。全て把握済みだ。」
竜「ッ……そうか。」
なぜそこまで驚くんだ?
竜「じゃあ、俺が呼んだら入ってこいよ。」
ザワザワ
ガラッ
竜「お前ら、うるせぇんだよ!」
シーン
何この空気。
紫「え、入りにく。」
竜「今日は転校生がいる、入れ、」
ガラッ
男「女?」
やっぱウィッグ被ってくるべきだったな。長髪だとすぐに女だとバレる。
竜「挨拶。」
寿「寿咲」
高「高峰」
紫「紫苑でーす。」
竜「それだけか?」
寿「文句あるか?」
竜「……じゃあ奥の席に座れ。」
なんだここ、空席ばっか。
寿「なぁ、高峰、屋上あるんだって、ここ。」
高「行くか。」
ガタッ
竜「おいお前らどこ行く気だ?」
高「どこでもいいだろ。」
ガラッ バンッ

〜屋上〜
紫「ほんとつまんないね、早く夜になんないかなぁ。フードも暑いし。」
ただでさえ昼夜逆転生活に慣れているのにこんなカンカン照りの中外に出るなんて自殺行為だ。
高「しかも腹減った。食う暇なくここに来たし。毎日こんな生活してたら俺ら死ぬぞ。」
死なないだろ。
寿「紫苑、あれ持ってるか?」
紫「ん?あ!持ってる。」
高「またリンゴパイかよ、飽きねぇなぁ」
紫「咲はそれしか食べないよね。シェフにもこれ作れって頼んでたし」
唯一食べるのがこのリンゴパイでわざわざ私だけのために特別メニューで作ってもらってる。
寿「……来る。」
高「まじで?」
紫「隠れる?」
ガチャ
?「あれ?先客がいる。」
?「誰だ?こんなとこに来るなんて命知らずだ」
?「まぁまぁ落ち着けよ陸。」
?「ほんとですね。どうします、燐音」
?「……」
こいつらが鳳来か。さすが全国トップ、だが命知らずなのはお前らだ。
寿「鳳来のお出ましか。」
紫「鳳来?君たちが?」
高「たかが全国トップだろ」
陸「たかが?」
寿「噂通りキレやすい。東城 陸 トウジョウリク」
紫「君たちほんとに馬鹿なんだね。そんなこと言ってたらすぐに死んじゃうよ?」
はぁ、紫苑のやつ、ブラックが出てる。ばらさないといいけど。
高「おい、紫苑」
やっぱり。高峰がきた。
寿「行くぞ。」
?「行かせねぇよ。」
寿「フハハッ。離せよ、篠嵜燐音」
篠「ッ……」
?「なぜ僕たちのことを知ってるんですか?」
寿「自分で調べれば?情報担当の花宮 柊真さん」
花「ッ。」
紫「まぁ、無駄だろうけどね?離してくれるかなァ、陸くん?」
陸「離すわけねぇだろ?」
紫「じゃあ力づくで離してもらうね」
ドンッ バサッ
あーぁ、やっちゃった。1番怒らせちゃまずいのは紫苑なのに。あんなに可愛い顔してブラック紫苑が出るから好きなんだよねぇ。
高「はぁ、、めんどい。寿咲。」
寿「ん〜いいよ?」
ドンッ バシッ バサッ
ありゃりゃ無惨だねぇ。
紫「帰ろ!咲」
寿「あぁ。」
高「下に車待たせてる」
寿「さすが、高峰」