奈菜サンは、どんどん俺に近づいてくる。 やべぇ、怒られんのか?それとも殴られんのか? 俺は、立ち去ろうとした。 その時だった。 『ねぇ、貴方誰なの?ここは何処なの?あたしは何でここに居るの?』 っと言って、拓也の服の袖を引っ張った。 えっっ!今俺の袖捕まれてる?……っよなっ。 俺は、足を止めた。 『ねぇ、貴方は誰なの!?』