拓也は奈菜の顔からぽろぽろと流れている涙を右手で拭いてあげた。 『あったかい』 っと奈菜は小さな声で言った。 『拓也、マンション着いたわよ』 『ぁ、ありがとうございます咲サン。おぃ、奈菜降りるぞっ』 『…………………。』 奈菜は何も答えなかった。