他に助けを呼ぶのにも、私は助けを呼ぶことができない。 力の限り、あなたの腕を体を強く引っ張り上げた。 私よりも随分と背が高いあなたは凄く重かった。 重かったのは、あたなが着ていた学生服に水分がたっぷりと含まれていたからだろうか。 声をうまく発することが出来ない私は、無礼は承知でこうする事が一番早いと思った。 あなたの青紫色の冷たい唇に私はそっと唇を重ねた。 私の大切なファーストキスは、まだ名前も知らない青年にこうして捧げた。