西川くんはスポーツ万能で秀才で背が高くてイケメン、優しくて繊細な心遣いができるから女の子に凄くモテる。 西川くんが私の側に来る度に赤井さんの冷たい視線が突き刺さるのを私は何度も感じた。 私の側に西川くんが来た時。 私は迷いながら躊躇う指先を動かした。 『西川くん、お願いだから私にもう優しくしないで』 『……どうして?』 不思議そうな顔をしている西川くん。 うまく説明ができない私はその場から走って逃げるようにトイレに駆け込み。 トイレの個室に鍵をかけて暫く泣いた。