『誰にも秘密!約束、できる?』



『うん』



『じゃあ、これっ……読んでみて』



西川くんから小さな紙切れを渡された。




日に焼けて薄い茶色に変色をしている紙。





すぐに破れてしまいそうな紙をそっと開くと、




見覚えのあるくせ字がならんでいた。