笑えるのは、楽しんでいる証拠


キーンコーンカーンコーン

チャイムがなった。今日もつまらない人生が始まる。

「おーい、流唯!今日も遊ぼーぜ!」

五月蝿いのが来た……。

「……遊ばない。お前と一緒にいても楽しくないし面白くもない。」

しかも遊んでもメリットがない……。

「おいおい、幼馴染に向かってそれはないだろぉ?まぁ、強制だ!」

意味がわからねぇ。…幼馴染ねぇ。
……あれ?俺はいつからこいつと遊ばなくなった?いつからこいつの誘いに断ってきた?俺は笑っているのか?

___最近俺は楽しんでいるのか?

「……な、なぁ、隼人。俺最近笑ってるか?」

聞くのが怖い。昔はいっぱい笑っていたのに
いつからこうなってしまったのだろう。
……あいつが俺以外のやつに構うようになってからだ……。

「さぁな。俺、普段のお前見てないからな。
とりあえず、ここから近い空き地に行こうぜ!!」