武市が泰平の隣に座り手伝いにきた。 武市が「紗永さんを苦しめた物が何だか私は全然分かりませんが……。 紗永さんをここまで追い込んだ物がもしあるとしたら──。 きっと、亡くなった後も紗永さんの中ではこんな風にしっかりとこびりついていて、まだ苦しまれているのかもしれませんね……」と泰平の顔を横から覗きこむように言った。 泰平が息を飲み込んだ。 「……えっ!?」 武市に何か全てを見透かされているような物を感じた泰平。