朝。

「おはようドクター、ハピ爺。」

「おはよう、お嬢ちゃん。」

「おはよう、白雪姫。」

老人2人は目をこすりながらノロノロと椅子に座りました。

「はい、どうぞ。」

白雪姫はてきぱきとパン、目玉焼き、サラダなどをテーブルに並べます。

「おお、上出来だ。」

ドクターが素直に誉めると、白雪姫は肩をすくめて嬉しそうに微笑みました。

「味も最高じゃ。何処でおぼえたんじゃ?」

「上の世界から地上を眺めてたときにね。まあ、見よう見まねだよ☆」

ハピ爺の問いにさらっと答えた白雪姫でしたが、すぐにハッと口を押さえ、目を見開きました。
老人2人もその答えにびっくりした様子です。