夜は更けていき、闇が世界を支配する時間帯。

星達は自分達の存在を知らせるためにキラキラ輝き、どこからか子守唄が聞えてきます。

花の妖精達は『月のしずくのアリア』を歌い、今日も男を誘惑し、沼へ沈めています。

神の世界では、白雪姫の両親が彼女を心配し、悲しみ続けています。
その想いはやがて、様々な国で冬を知らせる初雪として、地上に舞い降りることでしょう。

全ての命あるもの達よ、

Good night.