何があっても君を想うから




嫌いとか、そう言われるより、私といるのが辛いって言われるのが悲しかった。


「·····ごめ、ん。なーちゃんがこんなに悩んでるなんて知らなかった」


もっとなーちゃんをよく見てれば、なーちゃんの好きな人なんて分かったはずなのに。


だってずっと一緒にいたんだもん。


その事がショックで卒業式まで私はなーちゃんと話すことなく中学校に上がって、父が転勤職だった私は母と弟と一緒に父の家に行って転校した。



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