そんなことない。


逆に、私は話したい。話せるようになりたい。


「ただ、苦手なだけだったんだね」

「·····どういう·····」

「ちゃんと時間待ったら話してくれるでしょ」

「·····話せないのを、克服·····したいと、思ってるので·····」


そんな話をしている間にもうゴミ捨て場に着いてしまった。


そう言えばなんで倉木くんは手伝ってくれたんだろう。