そう言ってるなーちゃんは少し緊張してて。
でも、乙女の顔になっててとても可愛かった。
そういうことか。
隣でつっ立ってるのかと思った。
そんなことなら。
「わかった。じゃあ、陰に隠れておくね」
なーちゃんが上手くいくように見守っていなきゃ。だって、親友だもん。
私が陰に隠れた時、ちょうどその男の子がやってきた。
上手く、いきますように·····。
「ね、ねぇ!」
男の子を頑張ってよびとめるなーちゃん。
なーちゃん、頑張って!
「ん?なに?どうかした?」
不思議そうに首を傾げてなーちゃんを向く男の子。
なーちゃんは一層顔が赤くなった。