「ここ入ろ!」


さっきからご機嫌の彩がおしゃれなカフェを指さした。


「あ、ここ。昨日一緒に見たパンフレットに載ってたカフェだよね?」

「そうそう!こんな所にあったよー」


そう言いながら彩は男子までも引きずり込む。


遥くんは、苦笑い気味。煌くんは結構嫌そう。


「煌くん、甘いの苦手?」

「まぁ。好んでは食べないな」

「大丈夫?ここで」

「慣れてる。遥も甘党だし」

「え!?そうなの!?」