「よいしょ、」 ちょっとだけ重たいゴミ袋を持ってゴミ捨て場に持っていく。 なんで、こんなに重いの?毎日捨ててるはずなのに。 あ、そう言えばいらなくなった裏紙が大量に入ってたな。 それだ。 「持つよ、それ」 ちょうど教室を出てちょっと歩いたところで声をかけられた。 ぱっと後ろを振り返るとクラスメイトの倉木くんが立っていた。 「·····あ、あの、えと」 大丈夫です、って言いたいのにやっぱり言えない。