何があっても君を想うから



本は好き。


読んでる間は私のこの状況を忘れさせてくれるから。


本の中の主人公には親友もいる。


空想上の人物だけど、私はこうやって想像するだけで充分。


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「岡野さん、ごみ捨ての担当代わってくれない?」

「·····え?」


急に、いつもクラスの中心にいるような女の子から声をかけられてびっくりする。


「今日、私外せない用事があって·····」