何があっても君を想うから



「岡野さんは優しい」

「·····え?」

「うん、優しい」


優しくないよ、って言おうとしたけど、倉木くんの笑顔があまりにも綺麗で何も言うことが出来なかった。


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「奈乃ちゃん!お昼ご飯食べよ!」

「·····え?わ、私?」

「奈乃ちゃん以外に誰がいるのー?」


カラカラと笑いながら私の手を引っ張っていつも3人が食べてる場所にお邪魔する。