「えっ、いいよそんな冗談」


「冗談じゃないよ」


裕司君は真顔でこっちを見つめてくる


「裕司君にはこなつがいるでしょ」


「・・・」


「私に構ってたらこなつが可哀想だよ!

もう私に構わないで!」


そう言って逃げるように屋上を去った