そんな感じのまま、私は何も言えるわけでもなく
一緒にいれば私は幸せで一緒にご飯食べたりお風呂入ったりして
きっと私を好きでいてくれると思うしかなかった。


そんな時事件が起こった。


薫さんと別れたあと、同じ中学だった男の人から珍しく電話があった
名前は蒼(ソウ)

「蒼〜!久しぶりぃ、どうしたの??」

「ひな久しぶり、いや最近どうしてるかなと思ってさ!明日とか会えない?ご飯行こうよ!」

「うーん、今彼氏いるんだぁ、彼氏が嫌だと思うから。。。」

「じゃあ彼氏さんに聞いてみて!ダメだったらいいから、ダメじゃなかったらご飯だけ行こうよ!」

「。。わかった、とりあえず聞いてみるね」

そう言って電話をきった。
いや、同級生男子と2人きりなんて絶対嫌だよね??
言ったら行かないで欲しいとか言うよね??
そう期待して薫さんにメールした。

*°明日同級生にご飯いこって誘われたんだけどどうしたらいいと思う??ちなみに男子なんだ、、薫さん嫌だと思うし断ろうと思ってるんだ。*°


そう送った。
いつもは時間あくのにすぐに返信がきた


*°全然嫌じゃないよ、行っておいでよ!*°


。。。。。。。嫌じゃないんだ。
男の人と2人きりでも、嫌じゃないんだ。


どうして、薫さん、、普通は嫌なんだよそれって。

でもやっぱり蒼とは出掛ける気になれなくて

「ごめん、彼氏が嫌だって」

って言って断ったの。自分で言いながら悲しくなったよ。
薫さん、私が舞い上がってただけなのかもしれないね。

結局私のモヤモヤは消えず苦しくなる一方で、薫さんの為にも終わらせよう。そんなことを考えながら瞼を閉じた。