それから2週間くらい
なんて連絡していいかもわからず、薫さんからもメールこなくて
やっぱりこないだ子供っぽいと思われたりしたかな?
無理なのかな?って思っていた

仕事が終わって帰る準備をしていたら携帯が鳴った
毎日携帯がなる度に薫さんかと期待しては違う事の繰り返しで、どーせまた違うと思いながら見たら薫さんだった


え!どーしよう、嬉しすぎるよ!!!
急いでメールを開くと

*°ひなちゃんお疲れ様、明日急なんだけど予定が空いたから一緒に映画でも見に行かない?*°

すぐ、行きます!って返信して
明日会えるんだって事で頭がいっぱいでスキップして帰った。

次の日薫さんは車で迎えに来てくれた
初めて運転してる姿をみて完全に目がハートだったと思う
話した内容もよく覚えてないくらい(笑)

映画のチケットも買ってくれて、お金はらいますって言ったらコーヒーだけ買ってくれたら嬉しいなっていう薫さんが大人だなぁ、紳士だなぁなんて思ったりして。

映画の最中もお腹の音なってないかとか気になってとにかく緊張してしまった


帰り車の中でもなかなか話せなくて
なんで好きな人の前だとこんなに緊張しちゃうんだろう。。。
ってばっかり考えてたらまた薫さんが話をしてきてくれた

「この間会社の人にひなちゃんとデート行くって言ったら犯罪って言われちゃったよ〜!」

って明るく言うから、なんか複雑で

「そうなんですか、20歳離れてたらそう思われちゃうんですね。。。」

分かっていた事だけどやっぱりそう思われるんだな〜と思うと悲しかった

「でももしお店とかで知り合ってなかったらこんなオジサンと出掛けたいなんて思わないでしょー、まだ若いんだから。」

私はなんか少しムッとしてきた
年下すぎて無理なら無理って言ってくれればいいのに。
そう思ったら言い返していた

「分からないじゃないですか、好きなら年齢関係ないです。お店で知り合ってもそうじゃなくても好きなら関係ないですよ。」

ちょとキツく言ってしまった、そう思ったら

「ひなちゃん俺の事好きなの?」

「好きですよ!!」

「「 え? 」」

あ、やってしまった。
なんか告白してないのにフラれたような雰囲気に腹がたって思ったことをそのまま言いすぎた。

でももう言ってしまったものはしょうがない。。
しばらくの沈黙、なんかもうここでおろしてもらって歩いて帰りたい気持ちだった。

やっぱり忘れてください、そう言おうとしたら

「付き合う?」

そう言った気がした、え?って聞き直すと

「俺と付き合う?」

今度はそうハッキリ言った。
え、いいの?なんで?犯罪とか言われて嫌なんじゃないの?今の流れで付き合うになるの?
頭の中がハテナでいっぱいで何も言えずにいると

「無理にとは言ってないよ、嫌だったらフッてね」

「嫌じゃない!!です。。」

「だけど年の差あるから周りから言われたりすると思うし嫌じゃないですか?私は薫さんに嫌な思いして欲しくないです。。」

そういうと薫さんは

「俺は平気だよ、何を言われてもそれで気持ちが変わったりしないから」

そう言って私の方をみて口元を抑えながら嬉しそうに笑った


胸がギューって締め付けられて涙が出そうだった。

家まで送ってくれて、バイバイの時に
「これからよろしくな、ひな」
そう言われてドキドキした

急に呼び捨てなんて反則だよ。。。


帰ってからもあいちゃんに即効報告メール

*°えー!よかったじゃん!幸せになってね♡♡*°

そう言ってくれて嬉しかった。
私薫さんの彼女になれたんだ、、まだその実感がなくてでも嬉しくてなかなか眠れなかった