MERRY CHRISTMAS☆

 「『そう』と言いたいところだけどココのブランドと取り引きがあって女性物も扱うことになって試作品として作ってもらったやつだから給料三ヵ月分にはならないかなぁ〜」

 「それでもいい」と抱きつく。

 「よかった〜」

 「けど指輪のサイズよくわかったな?」

 「寝ている間にはかりました」

 「指輪のサイズ大きいから不思議がられなかったか?」

 「『外人用』って訳の分からないこの言、って誤魔化した、そうそう試作品だから一回社に持っていかないと行けないけど」

 「そしたら会社に持って行ってからでも」

 「会社より先に誠司君に見せたかったから、それともう一つ」と誠司の体から離れスーツケースからまた同じぐらいの箱に青いリボンが付いた箱を渡した。