アレッサンドロさんが、優しく私に唇を落とす。その感触がとても柔らかくて、プロポーズされたんだと幸せで満たされていく。

「私を、お嫁さんにもらってください」

しばらく泣いた後、私はアレッサンドロさんに微笑んで言う。そして、二人の唇が優しく何度も重なった。部屋にリップ音が響く。

「……ごめん。まだ夜じゃないけど我慢できない」

アレッサンドロさんは顔を真っ赤にして言い、私を抱き上げる。私は驚くことなく、アレッサンドロさんの首に腕を回してキスをした。

ベッドに倒れ込んで、何度もキスをする。

「愛してる」

二人で同時に言い、微笑んだ。



それから半年後、私はアレッサンドロさんと並んで立っている。私はずっと憧れていた真っ白なウェディングドレスを、アレッサンドロさんは立派なタキシードを着ている。

私たちの結婚式には、たくさんの人が来てくれた。今、私たちが永遠を誓う瞬間を多くの人が見守ってくれている。