「待ってて。今温かいココア作ってくるから」


『うん。ごめんね』



そういうと”気にしないで”と言ってキッチンに向かって行った。



『チロル……』



名前を呼ぶとすぐに私のところに寄ってきて(どうしたの?)と言いたげな顔でウロウロしている。



「おまたせ〜!」


ココアとタオルを持って戻ってきた乃亜。



「はいこれ。あと着替えも♪」



『ありがとう…』