馴れ馴れしい奴…。 「よし大丈夫そうだね。じゃあ予定通り今日から治療始めるからね」 そう言って慣れた手つきで点滴を刺され抗がん剤が身体の中に入ってきた。 「副作用出てきて辛かったらこのボタン押して呼んでね」 笑顔で対応してくるコイツに少し腹が立った。 『……』 「分かった?」 それでも尚、笑顔で対応してくれる。 『分かったから』 そういうと”まったく”と言いたげの表情で苦笑いしながら出ていった。