「用意できたか?」 次の日の朝私は予定よりも早く出ることにした。 チロルにも会いたいし乃亜に会いたいからだ。 『いいよー!』 昨日のことがきっかけに今までより距離が縮まった。 「友達って乃亜ちゃんでしょ?道覚えてるから寝ててもいいよ」 なんて乃亜の家知ってるのかと思ったけど前に私が病室から飛び出して向かった先が乃亜のところだったからだった。