「もういいのか?」



『うん』



「よしそろそろ帰るか」



私が店の外で待っているとアイツが来た。
そして私はアイツの家へと帰った。



「疲れただろ。明日は朝ゆっくりして夕方くらいに帰ろう」



『あ…明日友達の家と自分の家に寄ってから帰りたい。』



そう。次の外出許可がいつ出るか分からないからチロルと乃亜に会いたい。



それにパジャマとかも替えたいし、郵便受けもパンパンだろうから一応見ておきたい。



「分かった。俺が送っていくよ」



『ありがとう』




自然と出てきた“ありがとう“
前なら絶対コイツにありがとうなんて言わなかったのに。