まだ私が2〜3歳だった頃。 『おかあーしゃん』 まだあの女を“お母さん“と呼んでた頃のこと。 私はあの女に連れられて県外の遊園地へ行った。 「結衣今日は貴女の新しいお父さんに会わせてあげるからね」 そう言われて私は理解せずに頷いた。 「雄平〜!」 雄平と呼ばれたその男はコッチを振り向いて寄って来た。 「この子がゆいちゃん?」 「えぇそうよ。ほら挨拶しなさい」 怖くてあの女の後ろに隠れていた私を雄平と呼ばれる男の前に突き出され挨拶した。 『こんにちゎ…』