呆気にとられぼんやりしていると横から手が伸びてきた。 『っ!!!』 慌てて横を見ると真剣な表情で何か考えている感じがした。 「しんどい??」 信号待ちで止まったと同時に喋らない私を心配したのか確かめてきた。 『別に。ただボーッとしてただけ』 そういうと“そっか“と返事をして再び走り出した。