キミの願い

ベッドの横に腰掛けるとゆうちゃんは私の手を握った。

「苦しかったのに、よく頑張ったね」
「…うん」
何故だか分からないけど涙が頬を伝った。
ゆうちゃんは私の涙を拭うと握った手を自分の額に寄せた。

「結衣…しばらくは入院になるけど、苦しかったり辛かったらいつでも言って。僕はどんな時も結衣の側にいるから」
「ありがとう。でも今は大丈夫だよ、本当に」
「違うよ。心がって意味」

「心…?」
「うん。体が辛いのは中岡先生でも治せる。でも結衣の心が辛い時に支えるのは僕の仕事。強がる必要なんてない。だから、きちんと言うんだよ」