キミの願い

「じゃあこのベッド使ってね」
中岡先生に支えられベッドに座った。

「全く歩かないのも足の筋肉低下につながるから必要最低限、トイレとかなら歩いてくれていいけどコンビニとか、外科病棟以外の場所に行く時はなるべく車椅子使ってね。それから看護師に一声かけて」
「はーい」

「じゃあ僕はこれで。原田先生もごめんね、終わったばっかりだったのに呼び出して」

そう言ってゆうちゃんの肩をポンと叩いて出て行った。

「今日はもう横になった方がいいね」
布団をめくり、寝るように促された。
「うん、ありがとう」
「寒くない?」
「大丈夫」
「お母さんも大丈夫ですか?疲れてませんか?」
「私は全然…」

そうは言うけど、きっと驚いたし、ずっと付いててくれたから疲れてるはず…
「私はもう平気だから、お母さんも休んで。ゆうちゃんもいるから」
「そうして下さい。しばらくはここにいますから」

私とゆうちゃんに言われ仕方なくママは帰って行った。