季節はもうすぐ11月。
僕たち夫婦にとって大切な記念日が近づいていた。
結衣と迎える初めての結婚記念日。
結婚式を挙げた式場から記念ディナーご優待券が届いたので、休みの日に出かけることにした。
「久しぶりだね。外食するの」
「何?楽しそうだね」
「そりゃそうだよー。ゆうちゃんとのデートだもん。楽しくないハズがない」
「それは光栄だな」
腕を組んでレストランに入ればウェイターさんが案内してくれた。
料理を食べながら、久しぶりに結衣とゆっくりした時間を過ごしていた。
「ゆうちゃん、いっつもさぁ私のワガママ聞いてくれてありがとう。今まで我慢してきた事もたくさんあるけど、ゆうちゃんは私の願いをたくさん叶えてくれた。だからさ、もう今月末で仕事も辞めるね」
「せっかく見つけたのに、いいの?」
「うん。もう満足だよ。それに前に中岡先生にも言われた。許可できても今年いっぱいだよって。俗に言うドクターストップってやつだよね」
「そうだったんだ…」
「だから12月からは専業主婦だね。完璧とはいかないけど、お家のことはするから養って下さい」
冗談混じりだけど、少し寂しそうに結衣は笑った。
「お安い御用です。でも絶対に無理はしちゃダメだよ。それは約束して」
「うん。分かってる」
僕らの婚姻生活は2年目に入った。
どんな時でもキミの側にいるよ。
僕たち夫婦にとって大切な記念日が近づいていた。
結衣と迎える初めての結婚記念日。
結婚式を挙げた式場から記念ディナーご優待券が届いたので、休みの日に出かけることにした。
「久しぶりだね。外食するの」
「何?楽しそうだね」
「そりゃそうだよー。ゆうちゃんとのデートだもん。楽しくないハズがない」
「それは光栄だな」
腕を組んでレストランに入ればウェイターさんが案内してくれた。
料理を食べながら、久しぶりに結衣とゆっくりした時間を過ごしていた。
「ゆうちゃん、いっつもさぁ私のワガママ聞いてくれてありがとう。今まで我慢してきた事もたくさんあるけど、ゆうちゃんは私の願いをたくさん叶えてくれた。だからさ、もう今月末で仕事も辞めるね」
「せっかく見つけたのに、いいの?」
「うん。もう満足だよ。それに前に中岡先生にも言われた。許可できても今年いっぱいだよって。俗に言うドクターストップってやつだよね」
「そうだったんだ…」
「だから12月からは専業主婦だね。完璧とはいかないけど、お家のことはするから養って下さい」
冗談混じりだけど、少し寂しそうに結衣は笑った。
「お安い御用です。でも絶対に無理はしちゃダメだよ。それは約束して」
「うん。分かってる」
僕らの婚姻生活は2年目に入った。
どんな時でもキミの側にいるよ。