キミの願い

「柳田先生、お世話になりました」
「僕はなにも。久しぶりに中原コンビを見れて逆に嬉しかった。相変わらずの腕で感心しました」

そう言ってゆうちゃんの肩をポンと叩いて行った。
「中原コンビ?」
「中岡と僕のこと。研修医の時からずっと一緒だから時々そう言われるんだよ」

そう言いながら柳田先生と同じように心電図のモニターを確認し、そっと布団をかけ直してくれた。

「もう心配ないから今日はゆっくり休んで」
「ゆうちゃん、ごめんねお休みだったのに…」
「いいよ。むしろ休みの時で良かった。僕がいない所で一人で苦しんでたなんて後から知ったらそっちの方が耐えられない」

「…うん」
「今から向かえばギリギリ間に合う。僕は車を取ってそのまま帰るね。明日の朝には着替え持ってくるから」
「うん…ありがとう」