キミの願い

どれぐらい眠っていたのだろう…目を開けた。

「結衣?分かる?」
「…ママ」
心配そうに手を握るママの姿があった。

「気がつきましたか?」
そう声をかけてくれた見知らぬ先生。

「救命救急の柳田です」
そう言いながら隣の心電図計や点滴をチェックした。

「首元の傷は痛まない?」
「傷…?」
「ん?ここ」

触られるまで気づかなかったけれど、言われてみれば確かにテープが貼られ引っ張られる感じがするけど痛くはない。

「あ、大丈夫です」
「目、覚めた?」

そう言ってやって来たゆうちゃんはもう完璧にお医者さんの格好だった。