キミの願い

終業のチャイムを聴き終え、パソコンを閉じ帰社準備を終え、立ち上がると立ちくらみと言うよりも目の前がグラグラ揺れてしゃがみ込んでしまった。

床に手を突き乱れている呼吸を整えようとしていると焦った先輩の声が聞こえた。

「ちょ、ちょっと佐伯さん?大丈夫?」
「……はぁはぁ…すみません。大丈夫…です」

周りが騒めくのが分かる。
『あぁー…みんな仕事あるのに迷惑かけちゃダメなのに…』

「こ、この後、病院行くので大丈夫です…」
「無理だよ。こんな状態で。送るよ。どこ?」