キミの願い

久しぶりに食べるゆうちゃんとの晩ご飯を楽しみにして仕事のモチベーションを保っていたのに、神様はイジワルだ。

「佐伯さん、橘物産の売上と平均単価出しといてね」
「それ終わったらA地区の業績もグラフにしてプリントよろしく」

次から次へと指示される仕事にパソコンのまわりは付箋で溢れる。
ようやく指示された仕事が終わり無事に提出できた夕方4時過ぎ。

我慢していたトイレに行こうと立ち上がると、目の前が真っ暗になり立ちくらみを起こした。
机に手をつき治まるのを待つしか出来ず立ち尽くしていた。

「佐伯さん?どうしたの?」
その声にハッとした。
「あっ、いえ。ちょっと考えごとしてて。トイレ行ってきますね」

少しフラつく足取りでトイレに向かった。