「ただの風邪なんですけど、9度以上熱があるので今日はもう使い物にならないですね。とりあえず点滴刺して置いときますね。
終わって熱が引かないようなら同じ物をお願いします。後はみなさん感染しないようにさっさと自宅へ送るか個室に監禁するかして下さい。ここのソファお借りしますね」

「もうちょっと言い方ないの?」
「嘘じゃないだろ。ホラ手貸して。2時間以内には点滴終わると思うから。じゃお大事に。
じゃあ後お願いします」

「あっ、はい。お世話になりましたー。原田先生でも風邪引くんですね」
「人間だからね。ごめん…ちょっとだけ寝させて」

ふと目が覚めると点滴は外されていた。
…と言うことは2時間以上寝ていたと言うことだ。被っていた毛布を取りソファから起き上がった。