キミの願い

ゆうちゃんが仕事でいない日曜日。
出かける気になれず家でずっとゴロゴロ、ダラダラ過ごしてしまった。

いつもは品数少ない晩ご飯だから今日は頑張ろ!そう思っていたのに夕方ゆうちゃんから電話があった。

「もしもし結衣?今どこ?」
「家だよ。そろそろご飯作ろうかなって思ってたとこ」

「良かった間に合った」
「なに?」
「ちょっと気になる患者さんいてさ…今夜は帰れないかもしれないから僕の晩ご飯はいらないよ」

「そうなの?」
「うん。だからごめん、結衣だけで済ませてくれる?多分帰っても夜中だろうから」

「…そっか。分かった。お仕事頑張ってね」
「ホントごめん。じゃあね」

通話が終了したスマホ画面をしばらく眺めた。
ゆうちゃんがいないなら、もう適当でいいか。