キミの願い

「カテーテルは手元が命だからね。少しでも狂ったら終わる。多少は緊張するよ。はい、オッケー入った」

そんな事をいいながらでも結局サクッとやってのけるからこの人は実際スゴい医者なんだと思う。2人の連携プレーによりカテーテル検査は数分で終わった。

「じゃあこれで最後。結衣ちゃん少しずつ痛み止めの量も減って来てるんだけど我慢できないぐらい痛いってことある?」
「んー…それはないかな」
「治りも良さそうだ」
「うん。じゃあ土曜に抜糸しようか」
「そうだな」

どうやら今、この瞬間に次の予定が決まった。
私にそんな予定を決める権限はないけれど、できるなら早く外科病棟に戻りたい。
ここの空気はなんだかピリピリしてるから。